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そういって皆に背を向け
てドアノブを強く握った
…あ、
「山田への裕翔からの伝
言預かってたんだった
ちいとどっちが大事?
だってさ。
じゃあ連れてくる。」
楽屋を出てドアをしめた
瞬間、涙が溢れた。
「ぐす…っ、うぅ…っ」
山田っていう大事な親友
ウソでもよかったのに知
念っていう大事な恋人、
大好きなメンバーさえ俺
は失ってしまったんだ。
「うわああぁぁ…っ!」
でもこれでよかったんだ
2年間続いた"イツワリ"
にやっと終止符をうてた
「サヨナラ、知念…。」
俺には何も残ってないよ
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