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僕も聞いたことがない。
あのちいの不気味で低い
声がなんだか怖かった。
『じゃあね、ゆーてぃ』
『じゃ、いくぞ。』
いやだ、いやだ。
『さっき僕から離れない
って言ったじゃん!!
ねぇ、涼介ってば!』
『ごめんな、裕翔くん。
愛してるから…っ!』
『いや、嫌だあ!』
バタンッ
ドアが閉まると一気に闇
に包まれた空間。
『涼介っ、お願い…っ!
何にもいらないから!
僕をすてないでよおっ
りょうすけえっ…、』
何もいらないから
涼介がいればもう何も願
わないからお願いです。
僕のそばにいてください
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