区別もつかないのかよ!

14/14

558人が本棚に入れています
本棚に追加
/98ページ
           「ちいに雑誌を投げるは   悪いことなんだよね!   じゃあ僕を裏切ること   はい悪くないのっ!?   悪いに決まってるのに   じゃあ僕にはいいんだ   ね、そういうこと。」  「っ、」  「ちいも涼介も大嫌い」  「…別れよう。」  「やだっ」  「嫌いなら別れるだろ」  「僕はわかれないっ!」  「裕翔を好きじゃない」  別れようの言葉よりも、  深く胸に突き刺さった。  「山田、お前何いって」  「裕翔なんか大嫌いだ」  「やぶく…っ」  足がガクガク震えて立っ  てられなくて薮くんにし  がみついた僕。  「うっ、うわあああっ」  「ゆ、裕翔っ!?」  意識が朦朧としだした中  僕が鮮明に覚えてるのは  叫ぶ大好きなメンバー、  大ちゃんの歪んだ泣き顔  僕を強く睨む怖い涼介。  そして右の骨格が上がっ  て妖しく笑うちいだった _
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!

558人が本棚に入れています
本棚に追加