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YUTO.
「裕翔、準備できた?」
「うん…、いこっか。」
圭人が僕の手をぎゅうっ
と強くにぎってくれた。
「撮影ぬけてきたの?」
「ぬけたってゆうかー、
休憩中だったからさ!
だから迎えにきた!」
「ありがと、ね」
「どーいたしまして!」
辛いときいてくれてるの
も側にいてくれるのも、
いつも涼介じゃなくて大
ちゃんか圭人だったな。
今思えば最初っから涼介
は僕のことなんてさ…、
やめだやめだ考えるのは
「はい、裕翔のって?」
「あ、うん。」
外に待機してたマネージ
ャーの車に乗り込んだ。
「裕翔もう大丈夫か?」
「正直あんまり…。
でもコンサートまでに
は治ると思いますし」
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