悪魔の囁き。

2/7
前へ
/98ページ
次へ
           「皆さん撮影再開です」  「あ、誰からですか?」  「知念中島ペアですね」  そう言った瞬間ちぃがえ  っと小さく声をあげた。  「あ、わかりました。」  「5分後に始めます。」  「わかりました。」  ばたんとドアが閉まると  ちぃが涼介に抱きついた  「裕翔くんとなの…?」  「仕方ないよ仕事だし」  「わかってるけど…。」  なんでちぃが嫌がるの?  僕が嫌がりたいのに…。  「裕翔…、大丈夫か?」  「あ、うん!大丈夫!」  みんなに迷惑をかけちゃ  ダメなんだよ、ぼくは。  みんなをこんな風に変え  てしまったのはきっと、  僕とちぃと涼介だから。 _
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!

558人が本棚に入れています
本棚に追加