558人が本棚に入れています
本棚に追加
「やっぱなんもないわ…
さっきの全部忘れて」
「うん、」
何回も僕はこうして期待
させられて突き放される
そういう運命なのかな。
「涼介、撮影いこう?」
「ああ。」
ゆっくりちぃに近づいて
見えなくなる君の背中。
「ばーか…」
期待させる涼介のばか。
教えた僕のばか。あほ。
…期待した自分のばか。
「僕、」
やっぱ忘れられてないや
_
最初のコメントを投稿しよう!