01.呼び声

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「君は……あの時の」 「私の声が聞こえるのですね?」 「あぁ」 「ラルク、誰と話をしてるんだ?」 「サイラスには、声が聞こえないのか?」 サイラスは頷く。 「この町に、一ヶ所だけ学校があります。そこに向かってください」 「学校? そこに何かあるのか?」 「急いで……」 そこで声が途切れた。 「サイラス、学校へ行こう」 「学校?」 「あぁ」 「どういうことだ?」 「説明は後で。分からないけど、急いだ方が良さそうだし」 「……分かった」 ラルクたちは、学校へ向かう。 * * * * * * 2階建ての学校のようだ。 2人は手分けして、サイラスは1階を、ラルクは2階を調べることにした。
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