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「君は……あの時の」
「私の声が聞こえるのですね?」
「あぁ」
「ラルク、誰と話をしてるんだ?」
「サイラスには、声が聞こえないのか?」
サイラスは頷く。
「この町に、一ヶ所だけ学校があります。そこに向かってください」
「学校? そこに何かあるのか?」
「急いで……」
そこで声が途切れた。
「サイラス、学校へ行こう」
「学校?」
「あぁ」
「どういうことだ?」
「説明は後で。分からないけど、急いだ方が良さそうだし」
「……分かった」
ラルクたちは、学校へ向かう。
* * * * * *
2階建ての学校のようだ。
2人は手分けして、サイラスは1階を、ラルクは2階を調べることにした。
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