***

4/15
1472人が本棚に入れています
本棚に追加
/720ページ
ーー何より、本当に臭かった! 私の胸見てたし……。鳥肌が……。 自分の胸を抑える。 ………………。 何かに、見られてる気配がする。 気配がする方向……自分の後ろの床に視線を向けた。 「何だろう,あれ……。」 瑠那は,部屋の片隅に何かがある事に気が付く。 視線の先には,一冊の古い書物。 「『占い師伝説』……?」 ――占い師って……あの、街でよく胡散臭いことを言ってる……。 あんなのに、伝説? 好奇心から、その書物を手に取ってみる。 ――……。 何か,違和感があった。
/720ページ

最初のコメントを投稿しよう!