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ーー何より、本当に臭かった!
私の胸見てたし……。鳥肌が……。
自分の胸を抑える。
………………。
何かに、見られてる気配がする。
気配がする方向……自分の後ろの床に視線を向けた。
「何だろう,あれ……。」
瑠那は,部屋の片隅に何かがある事に気が付く。
視線の先には,一冊の古い書物。
「『占い師伝説』……?」
――占い師って……あの、街でよく胡散臭いことを言ってる……。
あんなのに、伝説?
好奇心から、その書物を手に取ってみる。
――……。
何か,違和感があった。
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