epilogue

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――ここが燐希高校か。 思ったよりは綺麗な高校だな。 桜舞う季節。 校門から校内を見渡す男性――橋本遑夜は思う。 ドカッ。 何かがぶつかった。 遑夜「?」 「す、すみません…………………………」 後ろを振り向くと小柄な高校生がいた。 高校生でいいんだよな……? ここの制服を着ているから多分燐希高生なのだろう。 遑夜「大丈夫ですよ。こちらこそ校門の真ん中に立っていたので邪魔でしたよね。すみません。」 ?「…いいですよ。別に。気にしてませんので。」 その生徒はニコリと笑い去っていく。 遑夜「…?」 ―――これが、 奥山彰との出会いだった。
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