2人が本棚に入れています
本棚に追加
――ここが燐希高校か。
思ったよりは綺麗な高校だな。
桜舞う季節。
校門から校内を見渡す男性――橋本遑夜は思う。
ドカッ。
何かがぶつかった。
遑夜「?」
「す、すみません…………………………」
後ろを振り向くと小柄な高校生がいた。
高校生でいいんだよな……?
ここの制服を着ているから多分燐希高生なのだろう。
遑夜「大丈夫ですよ。こちらこそ校門の真ん中に立っていたので邪魔でしたよね。すみません。」
?「…いいですよ。別に。気にしてませんので。」
その生徒はニコリと笑い去っていく。
遑夜「…?」
―――これが、
奥山彰との出会いだった。
最初のコメントを投稿しよう!