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慌てふためくルネの肩を誰かがぽんぽんと叩く。
振り向くと、紫色の長いふわふわした髪の男がにこにこ笑っていた。
「迷っちゃった?案内してあげようか。」
(まさに神様仏様!!……って誰だろう?)
ルネが疑問符を浮かべていると。
「僕はフォレン。今から1-b教室に行くつもりなんだけど……君はどこの教室かな?」
親切にも自己紹介してくれた。
しかも幸いなことに、彼の行先はルネの割り当てられた教室である。
(生徒にしては老けてるよね……)
呑気に考えながらも、ルネも自己紹介をする。
「あ、私はルネです!あと私も1-bなので良かったらご一緒させてください!!」
フォレンはルネの頭を撫でた。
「じゃあ僕の教室の生徒なんだね!よろしく!」
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