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「えっ!?」
「ごめん!本当にごめん!」
部屋に置いてある小さなテーブル越しに、俺は圭への誠意を見せる為に土下座していた。
「同棲し始めてまだ数日も経ってないのに、本当にごめんなさい!」
「……土下座なんてやめてください。」
圭が俺に向かって敬語を使う時は、少なからず怒りを抱いている場合だ。
「ごめんなさい。ごめんなさい。」
「……なんで引き受けたんですか?
その特典っていうのに惹かれたんですか?
学校はどうするんですか?
バカじゃないですか?」
ちょっと、やめて!
何この言葉の波状攻撃!
暴力だよ!暴力!
DV!DV!DV!!
「あ、あの一応言い訳だけでも聞いて貰えない?」
「……どうぞ。」
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