春休み最後の日

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「アンタは何をそんなに悩んでるの?」 「おっきいのが良いなと思って。」 「どれでも良いから早く選んで!足りなかったら私の分あげるから。」 なんて食い意地の張った子なんでしょう。 お昼になれば、またご飯が食べられると言うのに。 俺達は4人掛けのテーブルに3人で座り、朝食を食べ始める。 もくもくと食事をするなかで昨日、美琴が言っていた事を思い出す。 東西南北それぞれ4つの寮長でR4。 別にユニットを組んでる訳じゃなくて、周りがそう呼んでるだけなんだろうな。 と、そこに朝から完璧な出で立ちで噂の紫水さんがやって来た。 「おはよう。 なんだか、意外なメンバーだね? ここ良いかな?」 紫水さんは、1つ空いている席に座ると朝食もほったらかしで話が始まる。
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