夢
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「……嫌な夢。」 朝日が上るよりも早く目を覚ましてしまった少年。 辺りはまだまだ暗闇の中だ。 ベッドから身体を起こし溜め息を1つ。 「最近ずーっと同じ夢だ。 別に思い出したい訳じゃないのにな。 こういうの虫の知らせって言うけど、姉ちゃんに何かあったとかじゃ? ……姉ちゃん元気かな?」 少年はそう呟くともう一度深い溜め息を零して、再び眠りに入る為に布団に潜り直した。
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