プロローグ

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 この世は普遍的なものでありふれている  皆それぞれの変わらない日常を過ごして生きている  確かに日常とは違うイベントが起こることもあるだろう  しかしそれは大体重大なことではなく、日が経つにつれて忘れ去られ、元通りの日常へと戻っていく  そんな毎日を生きている僕ら  でも憧れているものがある  それはファンタジー  人は誰しも自分が魔法を使えたら、異世界に行けたら、勇者になれたら、挙げていくとキリがないがこれらを憧れていた人も今現在憧れている人も沢山いるだろう  厨ニ病?それは置いておいてくれ  まぁその中で小さい頃に男は一度は憧れるものの代名詞がある  それは   『主人公(ヒーロー)』  悪を倒し、正義に生きる  なんて格好いい生きざまだろう  子供の頃は夢中になっていた  だけど今は違う  『主人公(ヒーロー)』になんか憧れてはいないし、幽霊や化け物、ましてや悪の組織だなんてファンタジー小説やマンガの中だけだ  だから今は普通に生きること  俺はそれが一番の願いなのだ
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