-2nd girl.-

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 次の朝、学校にて。 「俊哉、昨日の女の子は妹か?」  学校に着くなり彩斗がこの質問をして来た。 「……なんのことだ?」 「とぼけるなよ。昨日の夕方に小学生くらいの女の子と歩いてたろ?」 「……」  見られてたのか……。返答に悩んでいると後ろから。 「スズメに妹なんていないわよ?」  紫の声。余計なことを…… 「……じゃ昨日の子は誰だ?俊哉は小さい女の子と遊ぶ趣味が……」 「ねぇよ!?」 「いやでも確かにオレは女の子と楽しそうに話すお前の姿を」 「み、見間違えたんじゃないのか?オレは昨日ずっと1人だったし……」  なんとかごまかそうとする。 「そうかなぁ……。そうかもな」  ごまかしきれた。さすが彩斗。なんとかクラスにあらぬ誤解を生まずに済んで良かった。新学年早々ロリコン扱いはさすがに勘弁だ。
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