甘い青春と旅立ち【Ⅲ】

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文香とこの部室で二度目に会った時、我慢出来ずに無理矢理キスをした。 あの時と変わらない、 文香の甘い香り、甘い味 「…んンッ……ハッ…」 あの時と変わらず、 俺を狂わせる文香の甘い声 力が抜けてきた文香を、俺は深いキスを続けながら支える。 あの時よりも もっともっと、俺は文香に夢中だ 文香の唇を思う存分堪能し、ゆっくりとその甘い唇から離れると、文香は俺の胸に顔を埋めた。 そして 「将さん…… あたしも…大好きです…」 文香が囁いた言葉に、俺の胸がギュッとわし掴みされる。 喜びに揺さぶられた俺の心が、文香を抱きしめている腕に伝わり、力を増した。 あの時は、俺は告白もせず、一方的なキスだったのに、今では、互いに愛を囁きあって、甘いキスを交わす。 俺達二人の時間が、それだけ積み重ねてきたという尊さを感じる。 文香…好きだよ。 昨日よりも今日、今日よりも明日 これからも文香への気持ちは、日々、積み重なり続けるだろう。 ・
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