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しかし、今…
文香は俺の腕の中にいる。
俺は文香に拒絶された怖さから動けないでいたのに
文香はあんなにボロボロに傷ついていたのに
自ら、俺の元へ飛び込んで、戻ってきた文香。
泣きながら微笑み、俺を好きだと言った文香。
俺は泣きそうになった。
彼女の純真で無垢な心の強さに
絶望と至福の二日間
この二日間で、俺は確信した。
俺はもう…
文香無しでは生きてゆけない
それほどまでに、俺にとって文香の存在は絶対的だ。
だから、俺は文香を傷つける奴は許さない。俺までコケにして、余計に腹が立つ。
俺から文香を奪う奴は、叩き潰してやる!!
…と、その前に
この一週間、たっぷりと文香の傷を癒すことに専念しよう。
ま、それは、俺のためでもあるんだけどね。
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