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食後の後片付けは、食洗機にまかせ、リビングで二人でソファーに座り、テレビを見ていた。
文香は、俺の横でバラエティ番組を見て、笑っている。
で、さっき、文香に裸にエプロンを却下されたので…
「ふーみか!一緒に風呂入ろ?」
「え?は?」
俺は文香に抱き着きながら、甘えるように言った。
「だから、一緒に風呂…」
「なな、何、言ってるんですか!
無理!無理無理無理無理無理!」
「………」
試しに聞いてみたんだけど、鬼のように『無理』を連呼された。
そんなに拒否らなくても…
「今更、恥ずかしがらなくても…
俺は既に文香の全部を知ってるんだし…ウッ!」
文香は真っ赤な顔で、俺にひじ鉄を入れた。
何気に芯を捕らえて、痛かった…
「もう!これ以上、からかわないで下さい!!」
いや…凄く本気なんだけど…
口を尖らせて、そっぽを向いてしまった文香。
こりゃ、ホントに無理そうだね。
あーあ、なんとも残念。
ま、この1週間の内に、文香と風呂がプチ目標だな。
という訳で、それぞれで風呂に入った。
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