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「もう、あんたは~!
こっそり、そんなことしなくていいのに。気が利くくせに、恥ずかしがり屋なんだから」
「だ、だって…
初めてなのに、変に気を回すと厚かましいかと思って…」
橋本が彼女との会話で、俺の疑問を解消する。
橋本の奴…わざと俺に聞こえるように言ったな
…ちょっとムカつく
俺はとりあえず小林と会話して、気にしていない素振りをする。
ま、無駄なことだと思うけど。
それにしても…
とんだお人よしだなぁ
さっきの子供のことといい、今のおしぼりや取り皿といい…気になって、ほっとくことが出来なかったんだろう。
俺はもう一度、彼女をこっそり盗み見る。
どう見ても目の前にいるのは、恥ずかしがり屋の高校生だ。
通り過ぎた一瞬に感じた色っぽさが、錯覚のように感じてくる。
俺…ロリコンでも、女子高生フェチでもないんだけど…?
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