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文香の唇からゆっくり離れると
「…約束……写メは?」
文香は、潤む目で首を傾げて尋ねてくる。
ホントは、文香だったら、いくらでも写メ撮って構わないけど、一度スイッチが入った俺は、また文香を虐めたくなる。
「文香から、もう一度キスして?
やり直しだよ」
「……ズルい」
そう言うと、俺の肩に手を乗せ、怖ず怖ずと文香は俺にキスしてきた。
俺は離れないように文香の頭を押さえて、口を少し開ける。
すると、文香はそれに応えるように、自分から舌を遠慮がちに絡ませてきた。今度は俺がそれに応える。
「…んッ……ンアッ…」
文香の甘い声に、俺の理性が飛んでいく。
自然と俺の手は文香の胸へ…。
俺の唇は文香の首筋へ…。
「……あッ…ンンッ……写メ…」
「あとで、嫌というほど撮らせてあげる」
「…ズル…ぃ……んン!」
また不満を漏らす文香の口を俺の口で塞ぐ。
甘い香り、甘い味、甘い声
俺はそのすべての虜だ。
すでに中毒。
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