甘い一週間

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文香の唇からゆっくり離れると 「…約束……写メは?」 文香は、潤む目で首を傾げて尋ねてくる。 ホントは、文香だったら、いくらでも写メ撮って構わないけど、一度スイッチが入った俺は、また文香を虐めたくなる。 「文香から、もう一度キスして? やり直しだよ」 「……ズルい」 そう言うと、俺の肩に手を乗せ、怖ず怖ずと文香は俺にキスしてきた。 俺は離れないように文香の頭を押さえて、口を少し開ける。 すると、文香はそれに応えるように、自分から舌を遠慮がちに絡ませてきた。今度は俺がそれに応える。 「…んッ……ンアッ…」 文香の甘い声に、俺の理性が飛んでいく。 自然と俺の手は文香の胸へ…。 俺の唇は文香の首筋へ…。 「……あッ…ンンッ……写メ…」 「あとで、嫌というほど撮らせてあげる」 「…ズル…ぃ……んン!」 また不満を漏らす文香の口を俺の口で塞ぐ。 甘い香り、甘い味、甘い声 俺はそのすべての虜だ。 すでに中毒。 ・
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