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俺は携帯の待受を見る。
そこには幸せを切り取った二人の笑顔
会えない時にも、彼女の笑顔が見れることが、こんなに嬉しいなんて…
「フフッ…写真っていいな」
あんなに写真を毛嫌いしていたのが、文香の一言でこうも変わる。
文香を永遠に独り占めできるのは、いつの日だろう?
しかし、俺はまだまだ力不足。
文香を守るのためにも、俺はもっと強くならないと…
「文香、家に帰り着いたかな?」
俺は、きっといろいろ気に病んでいるであろう文香にメールをし、ソファーに寝そべった。
甘い一週間の余韻に浸りながら…
【本日のオマケ:文香にメール】
「あたしってば、なんて恥ずかしいことを…馬鹿だーーッ!!」
♪~♪~♪
「ん?将さんからメールだ」
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文香、身体は大丈夫?
今日はゆっくり休んでね。
でも、このくらいで
へこたれたら困るよ。
文香が体力つけるの
待ってるからね!
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「えぇーッ!?」
メールを読んだ真っ赤な文香を想像して、俺は一人ほくそ笑んだ。
いつまでも俺の傍にいてね
俺の可愛いうさぎちゃん
† end †
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