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「…う…そッ……でしょ!?」
で、そのことを当の本人は、無自覚だったわけだけど…
驚きの状況を知り、文香は俺の腕にしがみついて、フルフルと首を横に振り、縋るような涙目で俺を見上げる。
うわー、破壊力ハンパなッ!!
その顔ヤバイから!
押し倒して、今すぐ襲いたい!!
「将さん、あたし、こんなこと…」
「文香、めちゃ可愛い!!」
ガバッ!
「うぎゃッ!ちょッ!違ッ!
あたしは真面目に~~ッ!!」
「だーかーらー!
文香バカが人前で盛るから、文香が偉いことになんじゃないの!」
ゴンッ!!
「ッて!!」
文香に抱き着いた俺に、橋本が思い切り俺の背中に蹴りを入れた。
俺の腕の中からすり抜けた文香は、橋本に抱き着き、俺を睨んでいる。
チッ!…文香が可愛いから仕方がないだろ
「アタシ達が文香と一緒に呼び出されたのは、ひょっとして文香を説得させるため?
だとしたら、アタシは文香の味方だから!」
橋本が毅然とした態度で、文香を庇う。
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