甘い青春と旅立ち【Ⅰ】

19/29

19384人が本棚に入れています
本棚に追加
/227ページ
「崎村さん…アニメももりんの第2シーズンが始まりました。ご存知ですか?」 「いや…」 「じゃあ、第2シーズンのももりんの姿もご存知ない?」 「ああ…」 何だ?全然、興味ないんだけど? 怪訝な顔をする俺を見ながら、小林がニヤリと口角を上げる。 「ももりんのコスチュームが変わりました!それは… 女子高生からメイドですッ!!」 「「えぇッ!?」」 今度は、俺と文香が同時に声を上げる。 「ま、待って!それって、それって…もしかして、あたしが学祭で着る服は…」 恐る恐る文香が俺を見る。 「……メイド服」 俺が呟いた瞬間、文香と目が合い、文香のメイド姿を妄想して顔がニヤける。 「なッ!駄目!将さん! 変な考えをしちゃダメ!!」 「文香のメイド…」 「わー!ダメダメーッ!!」 文香が俺の目の前で、手をブンブン振っているけど、俺の妄想は止まらない。 学祭で出店の客寄せにされるのは嫌だが… 文香のメイドは……見たい ・
/227ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19384人が本棚に入れています
本棚に追加