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「ちょッ!崎村さん!
何するんですか!?
文香さん、超~可愛いのにーッ!」
「ダメだ!」
渡辺がもう一度カーテンを開けようとするのを、俺は止める。
「もう邪魔しないで下さいよぅ!
アタシの自信作なんですから!」
「こんな文香、人前に出せるか!!」
「…さすがに、あたしも今回ばかりは、文香バカの意見に同感」
渡辺は文香を隠され、ブータレているが、珍しく橋本が俺の味方をした。
「…やっぱり、見るに堪えないですよね…」
文香がカーテンの隙間から、ニョキッと顔だけ出し、ボソッと呟いた。
「違う!逆!文香が余りにも、そのメイド服が似合い過ぎで危ない!」
「は?」
「そうよ。
似合い過ぎて困るのよ…ハァー」
「??…あの、どういう意味?」
「「エロ過ぎて、襲われる」」
「なッ!何、バカなことを!」
橋本と俺の心配を取り合わない真っ赤な顔の文香。
やっぱり…
相変わらず、無自覚だよね…
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