甘い青春と旅立ち【Ⅰ】

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「おいおい!そんなこと言ったって、本番当日に内容変更は無理だぞ?」 「藤沢さん…あれ見て、メイド文香を解禁出来ると思う?」 反論する智紀に橋本がそう言うと、親指でクイッと後方を指す。 そこには… 「わぁ!!佐藤さん、小林さん! 鼻血!鼻血が出てる! 仁ちゃんまで顔真っ赤にして!!」 「下半身を押さえてる奴までいんじゃん…これだから男は…ハァー」 渡辺は、彼氏である森山の有様に口を尖らせ、橋本は呆れ返り、額を押さえて溜息をつく。 そして、その場にいたサークルの男達は真っ赤な顔で俯き、女達は白い目で男達を睨んでいた。 俺の文香をエロい目で見やがって、超ムカつく… 「おい!」 俺が大声で呼びかけると、男達全員がビクッとして固まった。 「チッ! 佐藤!文香のメイドは無しだ」 「え?え?いや! それは困ります!今更そんな…! 三田は、きちんと俺らも守りますから!」 「文香見て、鼻血出してるお前らの言うことなんか、信用出来るかよ」 コイツらだって、絶対危ない ・
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