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「おいおい!そんなこと言ったって、本番当日に内容変更は無理だぞ?」
「藤沢さん…あれ見て、メイド文香を解禁出来ると思う?」
反論する智紀に橋本がそう言うと、親指でクイッと後方を指す。
そこには…
「わぁ!!佐藤さん、小林さん!
鼻血!鼻血が出てる!
仁ちゃんまで顔真っ赤にして!!」
「下半身を押さえてる奴までいんじゃん…これだから男は…ハァー」
渡辺は、彼氏である森山の有様に口を尖らせ、橋本は呆れ返り、額を押さえて溜息をつく。
そして、その場にいたサークルの男達は真っ赤な顔で俯き、女達は白い目で男達を睨んでいた。
俺の文香をエロい目で見やがって、超ムカつく…
「おい!」
俺が大声で呼びかけると、男達全員がビクッとして固まった。
「チッ!
佐藤!文香のメイドは無しだ」
「え?え?いや!
それは困ります!今更そんな…!
三田は、きちんと俺らも守りますから!」
「文香見て、鼻血出してるお前らの言うことなんか、信用出来るかよ」
コイツらだって、絶対危ない
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