甘い青春と旅立ち【Ⅰ】

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「ねぇ!麻子さん! とりあえず、胸元は隠しません? ももりんのメイド服とは違って来るかもしれないけど、文香の胸の谷間が目立って仕方ないし、少しはエロさが軽減すると思う」 橋本がもっともな提案した。 「アタシ、レースの予備を持ってきてるので、胸元くらいなら、すぐに修整できます!」 「じゃあ、遥ちゃん、そうして貰える?」 佐々木にそう言われて、渡辺は自分のバックの中をガサゴソと漁り、メイド服の修整の準備を始めた。 「あと、ふーちゃんのボディーガードで、昨年と同じように、崎村君はふーちゃんについとくって、どう?ねぇ!佐藤君、いい?」 「は、はい!構いません!」 俺の脅しに小さくなっていた佐藤が、佐々木の提案に賛同し、ホッとした表情を浮かべる。 「でもよ、メイドに和装のお供って、おかしくねーか?」 「そうねぇ……メイドと一緒で違和感を感じさせないとなると…」 智紀の指摘に、またも頭を悩ませていたら… ・
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