甘い青春と旅立ち【Ⅱ】

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ガチッ! 「将さん?」 ガチッ…ガチッ… 「さ、崎村さん!?」 ガチ…ガチ…ガチ…ガチ…ガチ…ガチ! 「将さん、何を…?」 ドンドンドンドン!ドンドンドンドン! 「崎村さん!開けて下さい! 崎村さん!出て来て下さい!」 小林が焦った声で叫ぶ。 そりゃそうだ。 俺達二人がいた部屋の扉と窓、全てのカギをロックしたからだ。 こうなりゃ、強行手段で篭城してやる。 無理矢理、二人の時間を作って過ごしてやる。 「今から1時間、俺達は休憩! 邪魔すんな!」 「崎村さん!無理です! お客さんが待ってるんですから!」 「んなの知らない。 俺も文香も疲れてんの!」 俺は小林にそう言い放ち、文香の手を引いて、その部屋の隅に積み重ねてあったマットの上に、一緒に腰を下ろした。 小林はまだ扉を叩き、出て来るように言ってるが、シカトする。 「将さん! 小林君、困ってますよ?」 「いいの、いいの」 俺はマットの上に足を上げ、頭は文香の太股の上へ…俗に言う、ひざ枕だ。 あ~…メイド服がミニスカだから、文香の生足の感触…最高! ・
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