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「フフッ…そうだよ。覚悟出来てる?
嫌だって言っても、死んでも離さないからね」
「し、死んでもって…」
俺は起き上がり、文香の両肩に手を乗せて、文香の額と俺の額をコツンと合わせた。
メガネから覗き込むように俺が見つめると、文香は顔を反らし、目線をずらす。
「こら。愛の告白してんだから、こっち見て」
文香の顎を掴み、クイッと俺のほうに向かせる。
「ーーッ!!
いや…あの……近すぎて…その、威力ありすぎっていうか…」
文香は一瞬ビクッとしたかと思ったら、しどろもどろになって、やっぱり目を合わすことが出来ない。
一年以上も付き合っているのに、相変わらず恥ずかしがり屋な彼女
こんなに可愛い彼女が俺のものだなんて、なんて贅沢。
チュッ!
「~~ッ!
将さん!誰か来るかも…んンッ!」
不意打ちのキスにビックリした文香の口を更に深いキスで塞ぐ。
今は、俺だけの文香を思う存分堪能したい。
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