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もちろん…
「俺…絶対にやだ」
「あたしもさすがにちょっと…」
二人とも拒否る。
当たり前だ。
そんなビックイベントの内容を、当のメインの二人が全くの初耳。
その上、この衣装。
承知できる訳がない。
しかし…
「事前にお二人に言えば、絶対に逃げられると思って言えなかったんです!
記念イベントだから、理事長も学長も、その他諸々のお偉いさんが来るんですー!
もう引き返せないんですーー!!
お願いします!お願いします!」
「んなの知るか!お前達が勝手に考えたことだろ?
文香、絶対に言うこと聞いちゃダメだよ!」
土下座&泣き落としに入る実行委員長。
俺はお人よし文香に釘を刺す。
無断で俺達ありきで企画するなっつーんだよ。
サークルの奴らといい、コイツらといい、勝手に人を担ぎ出しやがって。
しかし、俺が釘刺したにもかかわらず…
「……ハアー…解りました」
実行委員長の必死でしつこい土下座&泣き落とし約一時間に、超お人よし文香が根負けした。
…てことで、俺も道連れになったのだ。
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