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文香とこの部室で二度目に会った時、我慢出来ずに無理矢理キスをした。
あの時と変わらない、
文香の甘い香り、甘い味
「…んンッ……ハッ…」
あの時と変わらず、
俺を狂わせる文香の甘い声
力が抜けてきた文香を、俺は深いキスを続けながら支える。
あの時よりも
もっともっと、俺は文香に夢中だ
文香の唇を思う存分堪能し、ゆっくりとその甘い唇から離れると、文香は俺の胸に顔を埋めた。
そして
「将さん……
あたしも…大好きです…」
文香が囁いた言葉に、俺の胸がギュッとわし掴みされる。
喜びに揺さぶられた俺の心が、文香を抱きしめている腕に伝わり、力を増した。
あの時は、俺は告白もせず、一方的なキスだったのに、今では、互いに愛を囁きあって、甘いキスを交わす。
俺達二人の時間が、それだけ積み重ねてきたという尊さを感じる。
文香…好きだよ。
昨日よりも今日、今日よりも明日
これからも文香への気持ちは、日々、積み重なり続けるだろう。
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