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「サークル辞めたら、お仕置きだよ」
俺はわざと彼女の耳元で囁いた。
お人よしな彼女の性格に付け込もう。無理強いでも何でも、彼女との繋がりさえ掴めればいい。
俺は確かめたいんだ
この衝動の理由を
この感情の正体を
「明日、学内にあるうちの部室においで」
「や…やめてくだ…」
耳元で囁き続けると、彼女が俺の胸を押し、抵抗を示す。
彼女の顔を見ると、顔を真っ赤にして、目をギュッと閉じている。
耳…弱いんだな…フフッ
「朝9時に部室」
「やッ…」
彼女が涙目で拒否する声が、余計に俺を煽る。
だから、また耳元へ囁き続ける。
「文香に拒否権はないよ。
解放されたかったら、『はい』しかないよ」
彼女をもっともっと虐めたい
彼女を今すぐ抱きしめたい
その衝動を我慢出来なくなるから、早くイエスの返事をして…
「ほら『はい』は?」
「は、はい!」
色白の肌に、赤い頬と赤い唇がくっきりと映えて、触りたくなる。
彼女とキスしたい
俺の本能が彼女を欲している。
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