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ふと彼女の耳たぶが視界に入る。
耳たぶも唇みたいに柔らかそう…
「よく出来ました」
「ひゃぅッ!!」
突然沸き起こった欲求に負けて、つい彼女の耳たぶを軽く噛んだ。
本当はキスしたかったけど、その代わりの感触を耳たぶに置き換えた。ともかく彼女のどこかを触りたかった。
耳たぶもプニッてしてる…
でも、やっぱり物足りないな
ビックリした彼女が、ズルズルと壁に凭れながら座り込む。
そして、ぼんやりと焦点が合っていない目で、頬を赤く染めたまま俺を見上げた。
やばいな…この顔
もっと虐めたくなる
「フフッ…敏感だな、文香。
刺激が強すぎた?
明日来ないとお仕置きだよ。
わかった?ほら『はい』は?」
「…はい」
俺の意地悪な強制に、彼女が小さな声で応じる。
無理強いなのに、少しだけ彼女が俺のものになったような錯覚を覚える。
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