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俺は昨日呑んだというのに、朝早く起きた。
…というか、彼女のことをばかり考えていて、なかなか寝付けず、うたた寝しただけだと言ったほうが正しい。
「何やってんだ…俺は…」
俺は、自分自身の有様に呆れ返り、独り言を吐き出す。
しかし、結局、家に居ても落ち着かないから、部室に約束の30分前にはやって来てしまった。
俺は遠足前のガキかよ…
彼女を待っている時間が凄く長く感じる。待ち遠しくてならない。
今日、彼女は来てくれるかな?
不意に不安になる。
約束と言っても、俺の無理強いだったからなぁ…
そんなことをグタグタ考えながら、彼女が来てくれることを願う。
しかし、約束の時間になっても、彼女はやって来ない。
「はぁー…ダメだったかなぁ…」
俺は大きな溜息をついて、机に突っ伏した。
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