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俺は彼女の唇に吸い込まれるように、自分の唇を重ねた。
「ッ!!…んー!」
驚いた彼女が、俺の胸を押そうと腕に力を入れた。
俺は、彼女の両手首を握り、壁側に押しつけて、無理矢理キスを続ける。
「待っッ…んッ…さきむ…んんッ!」
彼女の唇が…
吐息が…
甘い香りが…
俺の五感すべてを刺激する。
俺を狂わせていく。
彼女とのキスは甘い…
止まらない…
何度も何度もキスを繰り返す。
「ふ…ん…はぁ…」
彼女の息も絶え絶えな甘い声を聞いて、俺はゆっくりと唇を離した。
すると、彼女は真っ赤な顔で、ハァーと大きな深呼吸をする。
俺…がっつき過ぎだよな…
解ってはいるけど、彼女のすべてが、俺の男としての本能を呼び起こす。
多分、腕の中の張本人は、全く自覚していないんだろうけど…
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