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「よっしゃ!俺様が一肌脱ごう!」
「は?」
智紀は自分の胸をドンと叩いた。
また、智紀のお節介の虫が…
でも、コイツのお節介は、怖いんだよなぁ…
過去を振り返り、智紀のお節介の勝率が五分五分なのを思い返す。
当たりかハズレか、必ず両極端な結果になるのだ。
程々上手くいくというのが無い。
ハズレると、文香に会えなくなるかもしれないし?
ちょっと怖いなぁ…
俺の心配を余所に、ニコニコ顔でやる気満々の智紀。
「まずは、また、ふーみんに会いたいんだよな?」
「まあ…そうだけど…」
「会わないことには、恋愛も進展しねーしな」
「でも、俺の誘いにはもう乗らないかも…」
「だからだ!
……コンパしよう!」
コンパという言葉だけ、智紀は小声でこっそり言った。
「え?
コンパって、あの合コンの…?」
「それ以外、何があんだよ?」
「何で合コンすんだよ?ヤダよ」
合コンなんて、まためんどくさい女が寄って来るのがオチだ。
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