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「でさ!お前ら、合コンしね?」
「「はぁ!?」」
脇腹を摩りながら、智紀が唐突に言うもんだから、河島も武ちゃんも驚いている。
「あのさ、話が全く見えないんだけど?」
「そうだよ!どういうこと?」
そりゃそうだ…
すると、智紀が河島と武ちゃんに手招きし、男三人の顔が近付く。
「実はさ…協力してくんない?
将が意中の子と会う機会を作りたくてさ」
「意中って…」
ブン!と武ちゃんがビックリした顔で、俺を凝視した。
「それって、崎村に好き…フグッ!」
「しーッ!」
智紀と河島が同時に武ちゃんの口を塞ぐ。
「大声出すなよ!もう人が増えてきてるから!」
智紀が焦りぎみで話す。
確かに学食は、さっきよりもどんどんと人数が増している。
俺達がいる所は、学食で奥まった端の一つだけあるテーブル席で、目立ちはしないんだけど…
ここは大きい柱が目隠しのようになるから、俺をチラ見する奴らを避けれて、調度いい。
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