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合コン当日。
こんなに落ち着かない日は、初めてだ。
ま、ガキの頃から感情を出すのが苦手だったから、誰も気が付きはしないが……一人を除いては。
「将、朝からソワソワしてんな~」
「え!?どこが!?
全然わかんないんだけど」
智紀の指摘に、武ちゃんが驚く。
「シャーペン回しの数が異常だったし、前髪をやたらかき上げてるし」
それこそ今、前髪をかき上げようとしている俺の手をビシッと指差した智紀。
「チッ!」
「さすが!幼なじみ!」
「顔は無表情なのにな…ククッ」
舌打ちする俺を、武ちゃんと河島が冷やかしの目で見る。
「ほっとけよ!」
俺はふて腐れて、頬杖をついた。
仕方ないだろ!
ホントに彼女が来てくれるのか、不安なんだから。
「そろそろ来ると思うんだけどな」
智紀が時計を見ながら、呟いた。
俺達は既に合コンをする居酒屋に到着し、案内された座敷の一角に、四人並んで着席していた。
掘りコタツ式の座席で、隣の座敷とパーテーションで仕切られている。
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