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智紀の仕切りで、まずは男性陣のそれぞれの自己紹介が始まった。
順に、智紀、武ちゃん、河島とやっていき、次は俺の番。
「崎村 将。
俺、うさぎちゃんしか興味がないから、よろしく」
「さ、ささ、崎村さん!!」
最初にはっきり意志表示をした。
ホントに彼女しか興味がない。
「お前なぁ…
初っ端からアクセル全開かよ。
マジ引くわー…」
「……すみません」
智紀のボヤきに、何故か彼女が謝った。
「あははは!
文香が謝ることじゃないし。
本当のことだし?」
「崎村さん!!」
人の分まで謝るなんて、やっぱり彼女は超お人よしだ。
目の前の彼女は、プリプリ怒っている。
フフッ…怒った顔も可愛いんだよな
彼女といると、つい顔が緩む。
すると
「「「「…本当なんだぁ」」」」
智紀と橋本以外のメンバーが声を合わせた。
聞くと、俺が彼女を口説こうとしているのが、信じられなかったらしい。
そんなに物珍しいことか?
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