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「もう引き返せない。
ホントの送りオオカミになっちゃったな…」
「はぅッ!…あッ…やッ…ッ!」
俺は彼女の綺麗な身体の曲線を、確かめるように指でなぞる。
「たまんないな…このうさぎは…
すごく甘くて…美味しい…
全部食べ尽くさないと、もう気が済まない…」
穢を知らない無垢な文香を汚してしまうような罪悪感
穢を知らない文香のすべてを手に入れたい支配欲
罪悪感と支配欲
相反する感情が、俺の中でせめぎ合う。
文香……
狡い俺を許して欲しい
我が儘な俺を許して欲しい
文香が俺を好きじゃなくても
俺の手で文香を汚すことなっても
文香のすべてがどうしても欲しい
そのために
俺は文香に何をしたらいい?
俺が出来ることは、ただ一つだけ
「文香…怖がらないで…
お前の全部受け止めてやるから、俺にお前の全部ちょうだい」
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