記憶

出会い

俺の名は松尾勇、小さな会社の営業マン、一年生。

この会社に入ったのは、昔、俺が小さい頃にいた児童養護施設の先輩の紹介で入社した。

そして、今日は初出勤の日。

目覚まし時計の音で目が覚めた俺、

「ヤバい！！！！遅刻する！！！」

布団から飛び起き、急いで着替え家を出た。

自宅から会社まで歩いて10分の距離だ。

「初日から遅刻なんて、ヤバいよ（汗） また先輩に怒鳴られる」

と思いながら、走って会社に向かった。

俺は会社の目の前で自転車とぶつかってしまった。

「大丈夫ですか？」

と女性の声がしたので、俺は

「大丈夫です、自分も慌ててたので周りが見えてなかったので」

すると女性は

「ケガはないですか？」

と問いかけて来て、俺は

「ケガはないです。急いでいるので失礼します」

と頭を下げて会社に向かった。