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「何が?」
「無詠唱だから…無詠唱は出来る人余りいないから」
「そうか」
俺は凄いの分類に入るのか?
「所でこんなとこで何してんだ?」
「あっ依頼を受けて終ったから帰ろうとしたらドラゴンに教われたんです」
「なら街まで送る」
「本当ですか!?有難うございます…あっそうだ私貴方にお礼がしたいので私の家に来ませんか?」
「良いのか?」
思っても見なかった言葉だな、確かに俺は今泊まるとこ無いから有り難いが…
「全然平気ですよ!」
「ならそうさせて貰おう、ちょっと待ってくれるか?ドラゴンを仕舞いたい」
「全然OKですよ」
俺はドラゴンを空間魔法で造った自分の空間に閉まった。
「凄いですね…」
「そうか?…まあ取り合えず行くか」
「はい」
そう言うと俺達は街へ向かった、途中に何体がモンスターが襲ってきたが難無く倒して行った。
しばらくすると街に出た。
「ここが私の街のルシード国です」
「そうか、綺麗だな…そういえば自己紹介してないような…」
俺は今更ながら名前を知らないことに気が付いた。
「はっすみません私の名前はシオン・ルシードです、この国の国王の娘です。」
「俺はレイジ・イガミだ、好きな風に呼んでくれ」
「ではレイジさんで…レイジさんは態度を変えないのですね」
「じゃあシオンさんと呼ぼうか…変えて欲しいのか?態度」
「いえ!今まで私の事を国王の娘と知ると態度を変えたり媚びて来る人ばかりだったので…」
そう言うとシオンさんは悲しそうな表情になる。
「それは仕方ない誰しも正義なわけが無いからな、当然媚びる奴は居る…俺の国もそんなのばかりだからな…安心しろ俺は媚び無いから、友達と思って気軽にしてろ?」
「はい!レイジさんは私の大切な命の恩人ですし、それに態度も変えない…私の父は貴方を認めてくれるかも」
俺が言うとシオンは俺に嬉しそうにそういう。
「…フッ」
「…カァ~///」
「…シオンは笑顔が似合うから笑ってな、つか顔赤いぞ?大丈夫か?」
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