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頭を撫でてやりながら笑いそう俺が言うとシオンは赤くなってしまった。
「だっ大丈夫です」
「そうか、ならいいが…」
「そうだ…ギルドによって良いですか?」
「構わないよ」
「では行きましょうか」
一応街に来たばかりなので覚えた方がいいだろう場所は。
「ここがギルドだよ」
「ヘェ~」
「それと帽子取ら無いんですか?目立ちますよ」
「そうだな」
俺は仮面は外して居たが帽子は外してなかったので外してしまった。
「そういえばレイジさんはギルドに入ってますか?」
「いや入ってない」
「勿体ないです!せっかく強いのに、登録したらどうですか?」
「そうだな…入って見るか」
とまあギルドに入って見る事にした。
「すみません、依頼終わりました!それとこちらの方のギルド登録お願いします!」
「解りました、カードを見せてください」
「はい」
そう何やらカードを取り出し渡して居た…どういう仕組みか解らないがそのカードで依頼など解るらしい。
「はい確認出来ました、そちらの方はこれに記入下さい」
「解りました」
名前:レイジ・イガミ
歳:15歳
魔力量:
属性:
「こんなもんか?」
魔力量と属性は知らないので空欄。
「書きました」
「では、魔力量から計りますね…この水晶に手を触れて魔力を流して下さい」
「解りました」
言われたように水晶に触れ魔力を流してみる。
「ピシッ…パリンッ」
「…」
「…………」
何と言う事だろうか?水晶にひびが入り割れてしまいその音で周りに居た人が皆静かになってしまった。
「…えっと、すみません」
「はっ貴方何者ですか!?」
「何者と言われても人間です」
何を言い出すのだろうか?人間意外に何が有るのだろう。
「取り合えず、魔力量は測定不可で王宮で計って貰います…では属性を計ります、魔力は少量で」
まあ壊さないように少量だけ水晶流した。
「綺麗」
シオンさんがそうつぶやいた。
水晶は俺が魔力を流すと
全ての属性の色が順に点滅し光っていた。
「混純!?」
「混純は珍しいんですか?」
何やら慌てて居るようだ。
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