悪役って自由でいいよね。

～とりあえず日常～

「ハァ～なんで日曜日なのに学校があるんだ？」

俺の名前は夏目　閃（ﾅﾂﾒ ｾﾝ）

高校１年生の１６歳だ。

この世界では、５人に一人は能力に目覚める。

だけど、１７歳以降に能力に目覚めた人は見つかった事が無いらしい。

昔は雷の能力とか使えたら電気代浮くのにな～とか思っていたけど、今はもうあきらめてる。

能力なしでも実力的には学園最強だからいらないんだけどね。

でも、学園では目立ちたくないので落ちこぼれ設定にしてる。

が、落ちこぼれってことで逆に目立ってしまったので少し後悔してたりする。

「あっ！閃～」

俺の名前を呼びながら走って寄ってくる不審者がいる。

とりあえず、走って逃げて見た。

「ちょ！なんで逃げるんだよ！！」

そんなことを言って油断させたところを襲うつもりなんだろう。

無視して、走る速度をあげる。

「無視！？しかも逃げるの速すぎ！」

後ろを振り返って見ると、学校のクラスメイトがいた。

名前は確か…………ひろし？

閃「なんだ、ひろしか。不審者かと思った。」

ひろし？「ひろしって誰だよ！！俺は夏夜だ！！お前、素で間違えたりしてないよな？」

……そうそう！夏夜だ！俺の苗字と少し似てるから、拒絶反応起こして忘れてたよ。