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結婚して今年で７年目になる。
夫の高士は元々性格的に堅く、真面目で寡黙な人。
交際中も結婚後も会話は増えないにしろ、彼の不器用な思いやりや優しさが暖かく心地よかった。
それがいつからだろう………。
その不器用な愛情が以前よりも感じられなくなったのは。
いつまでも変わらない愛を求める私は我が儘なのだろうか。
透子は独りきりになったリビングに立ち、朝日から昼の日差しに変わる太陽が開け放した窓から差し込むのを暫く見つめた。
気を取り直して、洗濯機に回した服をかごに移し、庭にでた。
毎週の休日に高士が刈り込む芝生は青々と綺麗に管理されている。
物干しにシワを伸ばしながらタオルを干し、ハンガーに一枚づつ服を通した。
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