第一章

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「彼氏って他当たってくれる?俺君の見た目は好きだけど中身は好きになれそうにないから」 「彼氏じゃなくて執事よ。それに見た目が好きなら良いじゃない。ヒメも貴方の見た目は好きよ。並んでこんなに様になる人は居ないもの」 誉めて…んのか? 「じゃあこうしましょう。今日から貴方は執事見習いよ」 「待て。どこでそうなった。」 「すいませんすいませんすいません!」 「少ししたら飽きると思うから…付き合ってあげて下さいー」 どっちかと言えば美玲ちゃんがタイプだ。見た目も中身もベリーグッド。 「そうね…前髪はM字バング」 「は?」 「後ろはそのまま盛って」 「はい?」 「服装は…そうね、ヒメが選ぶわ。明日は丁度休日だし、東京にでも行きましょう。交通費と服代はヒメが出すわ」 「何、髪型も格好も指定されんの?」 「言ったでしょう、見た目が好きだと。執事なら主人の言うことを聞きなさい」 おおおおお…! 女は殴らない主義だけどマックス殴りてぇ!
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