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「彼氏って他当たってくれる?俺君の見た目は好きだけど中身は好きになれそうにないから」
「彼氏じゃなくて執事よ。それに見た目が好きなら良いじゃない。ヒメも貴方の見た目は好きよ。並んでこんなに様になる人は居ないもの」
誉めて…んのか?
「じゃあこうしましょう。今日から貴方は執事見習いよ」
「待て。どこでそうなった。」
「すいませんすいませんすいません!」
「少ししたら飽きると思うから…付き合ってあげて下さいー」
どっちかと言えば美玲ちゃんがタイプだ。見た目も中身もベリーグッド。
「そうね…前髪はM字バング」
「は?」
「後ろはそのまま盛って」
「はい?」
「服装は…そうね、ヒメが選ぶわ。明日は丁度休日だし、東京にでも行きましょう。交通費と服代はヒメが出すわ」
「何、髪型も格好も指定されんの?」
「言ったでしょう、見た目が好きだと。執事なら主人の言うことを聞きなさい」
おおおおお…!
女は殴らない主義だけどマックス殴りてぇ!
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