第二章

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「試着なさい」 「…。ん?これ全部?」 「そうよ。着なきゃ分からないでしょう」 全部で16着。 おおおおお…! 少なくとも16万…!俺服にこだわる方だけど一気にこんな大金使った事ねぇよ!バイト代消えるっつーの! 「着たら見せなさい。全部よ」 「ちなみにこれもロリータって言うの?」 「「「……」」」 え、何その顔。 顔文字に例えてみよう。 ヒメちゃん→(-''-) 美來ちゃん→(´∀`) 美玲ちゃん→(´ω`) 馬鹿にされてる? 「ゴシックよ!良いから試着なさい!」 「あーはいはい」 「はいは一回!」 「はーい」 「伸ばさない!」 「…ハイ」 イラっと来た。 1時間後。 「……悪くないわね。これも購入させてもらうわ」 「ありがとうございます!」 16着全部購入かよ…!(店員が持ってきたのは丸無視。持って来いとか言っといてこいつ…!) 店員はすごすごと自分の持って来た服を元あった場所に戻しに行く。美來ちゃんが必死に謝って居た。見慣れて来たぞ。
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