江戸時代にタ~イムスリップっ!

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「てめぇ!なんでそれを知ってやがる?! やっぱ間者じゃね~のか!?」 今の、土方さんの怒りは尋常ではない。 私は恐ろしくて、身動きが取れず、胸ぐらをグラグラと一方的に揺すられ失神寸前。 やばい…かなりやばいぞ! 「もう、何してるんですか~! 土方さんが言えって言ったんですよ? 薫さんが可哀想です、放してあげてください。」 すかさず総司さんが、私を救助してくれる。 やっぱこの人、神様だ!! 引き離された、土方さんは総司さんの呆れ顔を見て苦笑い。 そして、 「わりぃ」 と申し訳なさそうにつぶやく。 本当ですよ! 私、今寿命が確実に縮みましたから! 開放された私は、ジロッっと土方さんを睨む。 私の萌え理想を崩さないで欲しいよっ! 土方さんは、頭をガシガシかきながら何か考えている。 処刑の方法を考えているようではないので(たぶん)、とりあえず彼の様子を伺う。 しばらくして、ふ~っと一息ついて私の今後の処遇について話出した。
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