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「完全に信じたわけじゃねぇが…
怪しい事にはかわりねぇ。」
「確かに、怪しいですよね~♪
怪しすぎて僕、凄く興味をそそられちゃいます!」
「少しここ(屯所)で泳がしとくかぁ?」
「それいいですね!
じゃあ僕の小姓にしてもいいですか?!」
「馬鹿野郎!小姓なら俺のだ!」
なんだか、当事者をほかって勝手にお二人で盛り上がっているようだけど…
でも…小姓ってすごくいい響き♪
理想の展開になってきたわ♪
小姓って…身の回りのお世話をする人だよね?
いつも一緒にいるんだから、もしかしたら、ムフフな展開もあるんじゃないの?!きゃ~///
かなり妄想が暴走している私を尻目に、二人は話を進める。
「ともかく!
総司は巡察やらで屯所にいないことが多い、監視できねぇから駄目だ!
お前!
えっと、名前は薫とか言ったな。
お前は、今日から俺の小姓だ。
死ぬほどこき使ってやるから、有り難く思え」
満足げな土方さんに、私は恐ろしさのあまり、首がもげるんではないかと言うくらいウンウンと頷き、
「よっ、よろしくお願いいたしますっ!」
と思いっきり頭を下げた。
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