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一方土方の心の中というと・・・
突然現れた、珍妙な格好をした得体の知らない娘。
隊士から、庭に怪しい女が倒れていると報告受けた時は、倒幕派からの間者か?!といきり立った。
慌て現場に駆けつけると、見たこともない格好をした娘が倒れている。
見た限り、武器は持っていないようだが・・・顔は良く見えない。
平隊士が怒鳴ると、その娘は気がついたようで、慌てて起き上がりこっちに顔を向けた。。
娘の顔を見た瞬間、少したじろく。
やばぇ・・・
俺好みの顔じゃねねえか///
って見惚れてる場合ではない。
素早く刀を鞘から抜き、娘に突きつけ尋問の開始だ。
「珍妙な格好しやがって・・・異国の者か?・・・もしくは間者か?」
極めて冷静に、低い声で問いただす。
娘は驚いた表情をしたが、眼は俺に釘付けだ。
ふっ・・・
この娘も、俺様に落ちるのも時間の問題だな。
きっと寝なで声で、俺に命乞いをするであろう。
・・・と、俺は内心そう思っていたのだが、この女は気が抜けるような事を言いやがった。
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