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蜜柑「…蛍…絢音…」
絢音「もう…いいから…」
蜜柑「……」
絢音「蜜柑はこれ以上…苦しまなくていい…。
私達は…ずっとそばにいるから…」
絢音はそう言って蜜柑を優しく抱きしめた。
蜜柑「絢音…」
蛍「……」
蛍は柚希に近づいた。
蛍「柚希さん…これで分かったでしょ?」
柚希「……」
蛍「あなたが蜜柑を大切に思っている気持ちは分かるわ。でもそれは、あなたが何も知らなかったから。真実を知って…今でも蜜柑が大切?」
柚希「それは…」
蛍「……。少しでも蜜柑の事を恨む気持ちがあるなら…もう関わらないで。」
柚希「私は…」
蛍「中途半端な気持ちが蜜柑を傷つけるわ 」
柚希「……っ」
蛍「……」
蛍は蜜柑と絢音の方を振り向いた。
蛍「蜜柑、絢音、帰りましょう」
絢音「うん。蜜柑も帰ろ?」
蜜柑「うん…」
蜜柑達は寮に帰っていった。
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